ひまわりちゃんの語ってくれた秘密とは、その体質について。
産んでくれた両親を除いて、彼女の意思とは関係なく、関わった人間すべてを不幸にする体質だと。
彼女は別にアヤカシではなくて、普通の人間だそうだけど。
初めて気がついたのは4歳の時――隣の家の庭にボールを拾いに行ったら、拾った場所から火が出て全焼してしまった。
その後は、仲良くなった子が事故に遭うのは何時もの事。
可愛がってくれた近所のお姉さんは自殺未遂、担任の先生は不倫相手に刺されて警察沙汰になったと。
小3の時、何か悪いものに取り憑かれてるのではと心配した祖母が、彼女を神社に連れて行った。
神主さん曰く、何も取り憑いてないし、何かの使いでも、そういった力があるワケでもなく、普通の子だと。
しかし両親以外の他人を不幸にしてしまい、自分で相手を選べない・・・本当に可哀相な子だよ。
連れて行ってくれた祖母も、その次の木曜日に亡くなったと。
老人だったし病気もしてたとはいえ、その死も自分の所為なのだと、ひまわりちゃんは感じたようで。
そして、自分の運命を悟ったんだろうな。
だからこそ彼女は、笑顔で四月一日に別れを告げ去っていくが、それを止める四月一日で。
四月一日は、ひまわりちゃんと居られるだけで幸せだし、ひまわりちゃんが好きだから泣かせないと言う。
本当にお人よしだよなあ、四月一日ってば・・・ひまわりちゃんの言うように、今度は死んじゃうかもしれないだろ。
根性で死なないって、何だそれ。
百目鬼には内緒でシフォンケーキを食べようと約束し、またねと声をかけて別れる二人。
まあ、部屋の外には百目鬼が居たわけだが・・・そんな百目鬼も、ひまわりちゃんを受け入れてるわけで。
ひまわりちゃんの不幸体質を治すには、侑子さんでも対価が大き過ぎるらしい。
それこそ、自分の幸せ全てと引き換えにするくらいに。
そして四月一日の小指は、全ての傷が治っても、もう動かないと言う。
四月一日の傷を治す対価を払ってくれたのは、ひまわりちゃんと百目鬼だった
けど、何が対価だったのかは四月一日には教えないと。
実は百目鬼の対価は、四月一日が流した分の血を提供することだったらしい・・・大丈夫なのかよ、あの血は。
そして、ひまわりちゃんが払った対価は、四月一日の傷を引き取る事だったと。
彼女は四月一日に感謝し、自分も会えて幸せだと、涙する。
今まで自分の不幸体質のせいで、みんな離れて行ったんだろうけど、四月一日は自分の側にいてくれたからね。
しかも会えて幸せだったなんて言われちゃったら、本当に嬉しいだろうし。
四月一日は六日間も寝てたそうだけど、傷の方はだいぶ回復したみたいですよ。
もう今の四月一日は、ひまわりちゃんを治す為に自分が対価を払おうとは、思わないのね。
自分が傷つく事で、自分を大切に思う者が傷つく――四月一日は、それを学んだよね。
だから彼は、ひまわりちゃんに笑ってもらえるよう、自分が出来る事をするとさ。
そんな四月一日に侑子さんは、ひとつの卵を渡す。
それは水汲みしたとき、猫娘に対価として貰ったものだから、四月一日のモノだと・・・そして、四月一日の願うとおりに育つそうで。
四月一日は、ひまわりちゃんへの願いを卵に託したのね、そして生まれたのは黄色い鳥だったと。
その鳥と登校する四月一日は、ひまわりちゃんと百目鬼に会う・・・ひまわりちゃんが髪形変えたのは、引き受けた傷が見えないようにか。
ひまわりちゃんの影響を受けないという、その黄色い鳥を、彼女にあげる四月一日だったと。
その鳥に名前つけようとする、ひまわりちゃんだけど、彼女のネーミングセンスって一体。
そこで四月一日が、蒲公英(タンポポ)と名前を付けるのね。
四月一日がつけた名前も、百目鬼にはツッコミ入れられてたけど、ひまわりちゃんの出した名前よりは良いと思うよ(苦笑)
そして、なんだかんだ言いつつも、3人は仲良く過ごすんだろうなあ♪
ホリックのアニメは、これで終わりかな、原作はツバサとのリンクがキツイらしいし。
そして次回の最終回は、1期同様に外伝ですか。
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