今回の依頼者が芦谷富士子という人だと知った山童は、今回の担当を自分にして欲しいと言いだして。
早く皆のようになりたいと、理由を言っていたけど、どう見ても何か隠してる感じだったよ。
まあ、あいには許可もらったけどさ。
富士子が地獄通信にアクセスした事を知り、ゆずきは彼女の屋敷に行った。
けど、そこに住んでいたのは若い夫婦だけ――いや、光という子供も居ると言うけど、どういう事だろう。
ゆずきは家を間違えたと謝り帰ったけど、何だか変だと思うワケで。
一方ゆずきが帰った直後、きくりが女性の前に現れていた。
きくりを光の友達だと思った彼女は、部屋へと連れてったけど、その光というのは藁人形の姿をした山童だった?
昔、彼女の息子だったという山童は、過去を語り出した。
山童はとある山で生まれ、生まれた時からずっと一人だったらしい。
一緒に来ないかと、あいに誘われた事もあったけど、寂しいと言う気持ちを知らなかったから断ったと。
あるとき山童は富士子の家族を見かけ、そして息子の光が失踪した事も知った。
最初は好奇心から、家族に近づいていた山童だった。
だけど長い時が経ち富士子の死が近づいたとき、彼女の前に息子として姿を見せたのだと。
富士子の夫の利三郎は、山童が妖怪だと気付いていたのね。
彼は、死が近い妻を少しでも生きさせるため、冬虫夏草で薬を作ろうとしていた。
そして冬虫夏草を、人ならざる者である山童に寄生させて欲しいと頼んできたわけで。
けっきょく山童は頼みを受け、薬は完成した・・・しかし効果は絶大過ぎて、富士子は若返っていた!?
夫がやっている事を知った富士子は、自分の命の事より山童を心配して、彼を逃がしてくれたのね。
そして山童は、そのときに初めて別れの辛さが身にしみたと言う。
けっきょく富士子は夫を恨んで、地獄に流してしまったと。
本当に利三郎が、本物の光を実験に使っていたのかは、結局のところ分からないけれど。
利三郎に恨みは無いから仕置きに加わらない、と言う山童だったと。
そして彼は許可をもらい、富士子の元へ向かうものの、屋敷は崩れ去ってしまったと。
うーん、いろいろと切ない話だなあ、良く分からない話でもあったけども。
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